第6回WBC期間中、台湾では“観戦スタイル”そのものが変化しています。テレビ中心の一方向視聴から、数万人が集うクリエイター実況配信へ。同時接続10万人超という数字は、台湾スポーツビジネスの構造変化を象徴する出来事でした。
テレビの前に座って一方的に試合を観るスタイルから、「影響力のあるクリエイターの配信に集まり、数万人規模のファンとリアルタイムで感情を共有する」というスタイルへの移行です。
そしてこの熱狂の中心地は、今や巨大なビジネスチャンスを生み出すプラットフォームへと変貌を遂げています。CAPSULEと専属パートナーシップを結ぶ、台湾トップの野球系クリエイター「台南Josh」がWBC期間中に打ち立てた記録と、そこに殺到したスポンサー企業の動きは、台湾マーケティングの現在地を鮮明に映し出しています。
■ 東京ドーム4万人超え。日米メディアも驚愕した「台湾ファンの熱量」
3月8日、東京ドームで行われた1次ラウンド「台湾 vs 韓国」戦。開催国である日本の試合ではないにもかかわらず、スタンドには4万584人もの大観衆が詰めかけました。連日超満員となる客席で繰り広げられる熱狂的な応援に対し、米ドジャースの実況で知られているスティーブン・ネルソン氏はX(旧Twitter)でこう投稿しています。
「台湾のファンに心からの敬意を表します。彼らは大会期間中ずっと信じられないほど素晴らしい応援を続け、WBCにふさわしい特別な熱気を生み出している」
この桁違いの熱量は、物理的なスタジアムにとどまりません。
デジタル空間ではさらに凄まじい現象が起きていました。同日、台南JoshのYouTubeチャンネルで行われた実況ライブ配信が、最大同時接続数6万8,470人(※累計視聴回数114万回超)という驚異的な数字を叩き出したのです。
「台湾のYouTuber「台南Josh」がこの韓国戦の実況ライブをしてたんだけど、7万人近くが見てて、勝利した瞬間のこのチャット欄を見てくれよ。野球が世界中でこれほど圧倒的に愛されてるなんて、本当に美しい光景だ。」
勝利の瞬間に凄まじい勢いで流れるチャット欄の動画は、海外のXユーザーによって瞬く間に拡散されました。
■ 熱狂の中心にいる男「台南Josh」とは何者か?
登録者48万人超を誇る台南Joshは、高度な野球分析力、データに基づく解説、「逆神(応援すると負ける)」という強烈なネットミームを兼ね備えた唯一無二の存在です。
このキャラクター性があるからこそ、彼の配信には純粋な野球ファンだけでなく、「今日はJoshがどっちを応援するんだ!?」と固唾を呑んで見守るにわかファン層までが押し寄せ、巨大な「共視聴コミュニティ」が生まれるのです。
そしてこのコミュニティは、単なる視聴者ではありません。強い購買意欲を持つ“経済圏”です。
※この“共視聴”とは、単なるライブ視聴ではなく、リアルタイムでチャットを通じて感情を共有し、コミュニティとして熱狂を増幅させる体験型観戦モデルを指す。


■ 280万人市場の強大な消費力と、世界的ブランドが実況枠に殺到する理由
この巨大なコミュニティは、単なる「ネットの盛り上がり」にとどまりません。彼らの背後には、強大な消費力を持つ台湾の野球市場が存在します。
- 驚異的な購買熱: 2024年に約280万人に達したプロ野球ファン。来場者の90%が試合で消費行動を行い、平均消費額は1,500台湾ドル(約7,000円)に上る。
- IPコラボの爆発力: 球団とIP(キャラクター等)が連動したテーマデーでは、単日で3,500万台湾ドル(約1.6億円)の収益を記録。
- SNSでの巨大な話題性: 野球関連の話題は月間60万件を超え、大型大会時には爆発的な検索トレンドを生む。
この「熱量と消費力」が一点に集中する空間の価値を高く評価しているのが、グローバルに展開するブランドです。 今回、CAPSULEが専属パートナーである台南Joshと共に企画・進行を手掛けたWBC特別配信では、事前のスポンサー協賛枠がすべて完売しました。
【WBC期間中の主な実況協賛企業・ブランド】
- 3/5 台湾 vs オーストラリア:NewBalance
- 3/6 台湾 vs 日本:サントリー / 豪 vs チェコ:LINE Today & LINE Voom
- 3/7 台湾 vs チェコ:ジレット / 日 vs 韓:LINE Today & LINE Voom
- 3/8 台湾 vs 韓国:KFC(ケンタッキー)
- 3/9 韓国 vs オーストラリア:LINE Today & LINE Voom
さらに本配信はYouTubeだけでなく、台湾の主要プラットフォーム「LINE Today」「LINE Voom」でも同時配信され、台湾全土への圧倒的なリーチを実現しました。

(韓国vsオーストラリア戦ライブ配信のデータ)
■ 【証明】台湾最大の広告賞(2025 DSA)金賞に輝く「ローカライズ力」
この事例は偶発的成功ではありません。
CAPSULEは2025年台湾最大級の広告賞「デジタル・シンギュラリティ・アワード(DSA)」において【金賞】を受賞。

「凱基銀行(KGI Bank)」のプロモーションに台南Joshを起用し、WBC予選の熱狂と彼の「逆神」ミームを巧みに掛け合わせたローカライズ企画が高く評価されました。堅苦しい金融商品の訴求を、「マイルを貯めてWBC本戦(東京)に飛ぼう!」というファン心理に翻訳し、視聴者が自ら参加したくなるエンターテインメントへと昇華させた企画力がトップ評価を獲得しました。

詳細:https://jtg.capsuleinc.co/news/posts-database/dsa-2025
台湾では今、スポーツ観戦の楽しみ方が大きく変わりつつあります。
共視聴によって生まれるコミュニティでは、視聴者がリアルタイムで感情を共有し、その熱量がそのまま消費行動へとつながっています。
CAPSULEは専属パートナーである台南Joshをはじめとする強力なクリエイター陣とともに、この圧倒的な熱量をビジネス価値へと変換し、日本およびグローバル企業の台湾市場への進出をサポートしてまいります。
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