CAPSULEが配信するポッドキャスト「フカボリ台湾」。第4回のテーマは、今台湾の若者の間で驚くほどの盛り上がりを見せている日本のアニメ「MyGO!!!!!」についてです。
台湾SNSでは「BLACKPINK」より話題?MyGO!!!!!が注目される理由
MyGO!!!!!は、スマホゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』を中心に展開する「BanG Dream!」シリーズのバンドの一つ。2023年にはアニメ化もされ、リアルな声優による演奏・ライブと共に“バンドとしてのリアルな葛藤”を描いたストーリーが話題を呼びました。
Googleトレンドや台湾のトレンド分析サイトによると、MyGO!!!!!は現在、BLACKPINKやYOASOBIを上回る話題性を記録。特に音楽×アニメの融合IPとして、Z世代を中心に急速に拡散しています。
現代の若者が求めているのは「明るいだけじゃないリアル」。MyGO!!!!!が描く葛藤や孤独は、推しの子やフリーレンといった近年の“感情に寄り添う作品”と同様に、深い共感を生んでいます。
拡散のカギは「ミーム化」
台湾ではMyGO!!!!!キャラクターのセリフや表情がスクリーンショットでSNS上にまで流れ、「アニメを見たことがない層」にまで自然にリーチ。スタンプのような使われ方が、新たな拡散経路となっています。
また、台湾最大級の水族館「Xpark」では、市民の投票によってMyGO!!!!!のキャラ名が実際にペンギンの名前に採用。さらには西門町でファン主催の合唱イベントが開催されるなど、自発的なカルチャーの広がりが加速しています。
オタク文化の“浸透度”が日本と違う?
台湾では年2回開催される「漫画博覧会」に毎回60万人近くが来場。アニメやゲームは“コアな趣味”というより、“生活に根付いたエンタメ”として広く受け入れられています。
アニメやコンテンツの捉え方において、台湾のZ世代は今や日本以上に「生活に根付いた熱量」を持っているとも言えるかもしれません。
【参考記事】
- 【CAPSULE社員潜入レポート】2025年「台北国際動漫節」— 台湾最大級のアニメイベントを体験!
- 【CAPSULE社員による】台湾最大規模のコミックマーケット「Fancy Frontier 開拓動漫祭(FF42)」潜入レポート
本編は以下より視聴可能です。
ポッドキャスト「フカボリ台湾」 配信スケジュール:毎週木曜日更新
配信プラットフォーム:Spotify / Apple Podcastほか