2025年、台湾から日本への観光客数は過去最高ペースで増加しています。円安の追い風もあり、日本でのショッピングは“買わなきゃ損”といえるほどのお得感が高まり、台湾人観光客による購買は多様化・高額化しています。本記事では、最新の人気お土産ランキングと購買トレンドを詳しく紹介します。
1. 日本製コスメ・スキンケア:品質・価格・限定感の三拍子
台湾人が日本旅行でまず目指すのは、ドラッグストアや百貨店のコスメ売り場です。日本製化粧品は品質の高さと安全性で定評があり、台湾よりも価格が安く、さらに限定パッケージや日本限定商品が多数存在します。とくに免税やクーポンを利用して、お得に購入する方法がたくさんあるので、コスメ関連は台湾人に喜ばれる商品のひとつです
- CANMAKE(キャンメイク)
- LuLuLun(ルルルン)フェイスマスク
- 毛穴撫子「お米のマスク」
- DHCリップクリーム
プチプラながら発色・持ちの良さで台湾の若者に圧倒的人気。日本限定色や季節コレクションが特に注目されます。
お土産用にまとめ買いされる定番。地域限定デザイン(北海道メロン、沖縄シークワーサーなど)がSNS映えします。
台湾の美容雑誌でも取り上げられるヒット商品。保湿力と手頃な価格でリピーター多数。
台湾では高値で販売されるため、日本での購入が圧倒的にお得。
アネッサ/スキンアクア/ALLIE
強い日差し対策として必須。今や1年中日焼け止めは欠かせません。日本の日焼け止めはトーンアップ系が多いため、あまり化粧を好まない台湾人からも注目されています。
2. 日本のお菓子:限定フレーバーが購買欲を刺激
お菓子は家族・友人・職場へのお土産として大量購入されます。特に日本でしか手に入らない限定味や、パッケージの可愛さが購買を後押しします。
- 白い恋人
- キットカット
- ポッキー
- じゃがポックル/東京ばな奈
北海道旅行の定番土産ですが、東京や空港でも入手可能。台湾人観光客の“買わなきゃ帰れない”一品。
抹茶、いちご、日本酒などの限定フレーバーが人気。地域ごとのお土産品としても喜ばれます。大きい袋に入っているバラエティーパックを購入していく方が多い!たくさん入って大人数にシェアできることから、人気に。
台湾でも販売されていますが、日本限定の太いポッキーや地域限定味が好評。
地方ごとの限定ブランド菓子も人気急上昇中。東京の「東京ばな奈」、北海道の「じゃがポックル」や「六角亭」「ロイズ」も特別感もあり人気。
3. 家電編:最新モデルをリーズナブルに入手
台湾では日本製家電の人気が根強く、品質への信頼は絶大。ただし台湾では価格が高く、販売モデルも古いことが多いため、日本旅行時に最新機種を購入する動きが定着しています。
- ドライヤー
- 炊飯器
- ウォシュレット便器
パナソニックやシャープ製が特に人気。日本製ドライヤーで乾かすと髪がさらさらになると評判。
日本の炊飯器で炊くと米が格段に美味しくなると有名。特にHITACHI製の支持が高く、大きな段ボールの中身が炊飯器ということも珍しくありません。
TOTO製が代表格。機能の多さと快適さから購入して持ち帰る人も。
4. 医薬品編:信頼度と価格差で大量購入
「日本の薬を飲めば治る」と言われるほど信頼が厚い日本製医薬品は、台湾では2倍近い価格で売られることも。そのため訪日時にまとめ買いする人が多く、友人や家族から依頼されるケースも多数。
- EVE:痛み止めとして圧倒的人気。
- ユースキン:40〜50代を中心に根強い支持。
- わかもと:台湾で馴染み深く、日本での購入が格安。
- 液体ムヒ/新ウナコーワクール:蚊の多い台湾では必需品。ムヒ派とウナ派の論争も話題。
※2025年現在台湾入国時は非処方薬の持ち込み量に制限あり(1種類12個まで、合計36個まで)。最新の情報をご確認ください。
参考資料:臺北關中文版網站 (customs.gov.tw)
【インバウンド】スギ薬局、繁体字版公式Instagram運用がスタート!5. 2025年の新トレンド:台湾産米と防災・アウトドア用品
2025年は、台湾人が日本で買うものにも新しい動きが見られます。
台湾産米が日本市場で注目
台湾からの米輸出量は前年の6倍以上に増加。日本のスーパーや高級食材店で販売される例も増え、旅行者がお土産として購入するケースも。
防災・アウトドア用品
台湾メーカー製のポータブル電源、水質浄化器、キャンプ用品などが人気。日本の展示会や量販店で直接購入する観光客も増加。
6. 購買意欲を支える背景要因
訪日観光客数の急増
2024年の訪日外国人は3,687万人、2025年は4,020万人超の予測。台湾はその中でも上位を占める主要市場。
円安による“爆買い”復活
台湾ドルに対しても円安が進行し、家電・ブランド品・日用品まで幅広いジャンルでまとめ買いが加速。
SNSによる情報拡散
インフルエンサーや旅行系YouTuberが最新の買い物スポットや戦利品を発信し、購買リストを事前に作る旅行者が増加。
まとめ
台湾人が日本で買うものは、依然としてコスメ・お菓子・家電・医薬品の4大ジャンルが中心。そこに2025年は台湾産食品や防災グッズといった新カテゴリが加わり、購買の幅が広がっています。円安と観光ブームを背景に、訪日台湾人の“ショッピング旅行”は今後も拡大が予測されます。
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