台湾人が好きな国のひとつである日本。
親日家としても有名な台湾人は、日本製品への信頼が厚く、品質の良さも気に入っています。日本に来た際は、免税を利用し安く購入しす観光客が多いです。
では実際どういったものが買われているのか。
この記事では、台湾人が日本で買うものの中で、特に人気なジャンル「お菓子・コスメ・家電・医薬品」の4つから、来日した際によく買われるものを紹介します。
台湾人が日本で買うもの「コスメ編」
1. コスメ
台湾人が日本で買うものは、意外と日本にしかないものというよりは、日本で買うと安いものが多いです。その代表格がコスメ関連の商品。
台湾で販売されている日本のコスメは、日本で買うよりもはるかに高い金額で売られているため、多くの台湾人観光客は訪日した際に日本のコスメを購入します。
とくに免税やクーポンを利用して、お得に購入する方法がたくさんあるので、コスメ関連は台湾人に喜ばれる商品のひとつですね。
①CANMAKE
CANMAKEはコスパが良いという点で、台湾の若者からも絶大の人気を誇る商品です。台湾で買える化粧品のなかでも比較的安いですが、日本のほうがさらに安く購入できるという点から、日本で購入されることが多いです。
②LuLuLun
「〇〇限定」という限定商品が多く、日本でしか買えないものもあるため、購入していく方が多いです。パッケージも可愛い点も人気の秘訣。
③毛穴撫子「お米のマスク」
100%国産米を使っていることで有名な顔パック。毛穴撫子の商品は台湾でも購入できますが、台湾で買うとかなりお値段がするため、日本で購入していく方も多いようです。
④DHC「リップクリーム」
日本のリップクリームといえば「DHC」といわれるほど、お土産としても大量購入される大人気商品。
⑤アネッサ
日差しが強い台湾では必須アイテムの日焼け止め。日本の日焼け止めは、台湾で2倍以上の金額で販売されているため、日本で購入していく方もしばしば。
また、日本の日焼け止めはトーンアップ系が多いため、あまり化粧を好まない台湾人からも注目されています。
そして、日焼け止めといえば「アネッサ」。しっかりと紫外線から肌を守ってくれるため、台湾人からも注目を集めています。
⑥スキンアクア
トーンアップできる日焼け止めとして人気な商品。ディズニーとコラボしたりと、限定パッケージをお目当てに購入する方もいます。
⑦ALLIE
保湿しながら紫外線を守れるため、台湾で好きな方が多い商品。べたつきにくい使用感が人気を集めている王道商品です。
また、最近ではトーンアップなど、パーソナルカラーに合わせて使用できる色展開をしていることで、より多くの注目を集めています。
台湾人が日本で買うもの「お菓子編」
日本のお土産といえば「お菓子」。台湾ではたくさん日本のお菓子が販売されていますが、台湾にはない日本ならではの商品が人気。
また、台湾で購入できても日本で買うほうが圧倒的に安いものが多いので、コスメ同様、爆買商品の対象になることが多いです。
ちなみに海外に来て気づいたのですが、日本のお菓子は種類が豊富で美味しく、本当に品質が高いと感じます。日持ちの良いお菓子が多いことからも、台湾人に大人気です。
①白い恋人
日本のお土産というと「白い恋人」。台湾人なら誰もが知っており、日本に行くと買ってくるよう頼まれる商品第1位といっても、過言ではありません。
②キットカット
チョコとウエハースのサクサクとした食感が台湾人の心を掴んで話さない「キットカット」。大きい袋に入っているバラエティーパックを購入していく方が多い!
たくさん入って大人数にシェアできることから、並々ならぬ人気を誇るお菓子になっております。
③ポッキー
こちらもキットカット同様たくさん入っており、シェアできることから人気が衰えない商品。
台湾でも買うことはできるのですが、日本と比べて種類が少なく、日本でしか買えない味もたくさんあるため、お土産として購入される方が多いです。
④ピュレグミ
パッケージのデザインやグミの形が可愛らしく、味も美味しいと人気を集めている商品です。
台湾でも人気のポケモンとコラボをしており、パッケージ欲しさに購入する方もいるほどです。
台湾人が日本で買うもの「家電編」
昔から日本電化製品を慕っている方が多く、日本製品の品質の良さに絶対的な信頼があります。
しかし台湾で販売されている日本製品は、値段が高いうえに最新のものではないことが多いため、購入される方が多いです。
そのため、台湾で日本の家電が人気なのは、日本だとリーズナブルかつ最新の家電が購入できるからです。
①ドライヤー
台湾人がよく購入する商品第1位は「ドライヤー」。台湾の方から特に人気なのが、パナソニックやシャープ。
日本のドライヤーで乾かすと、髪の毛がさらさらになると、台湾人女性から支持が高いです。
②炊飯器
日本の炊飯器でお米を炊くと美味しくなるといわれるほど、日本の炊飯器は知名度が高いです。
とくに台湾の方からは「HITACHI」が好まれており、大量の段ボールの正体は炊飯器であることが多いです。
③ウォシュレット便器
日本が世界に誇るウォシュレット便器。特に「TOTO」のウォシュレット便器が台湾人の中では有名みたいです。
日本人にとっては身近なものですが、台湾人とっては珍しいものであり、機能が充実しているため購入していく方も。
台湾人が日本で買うもの「医薬品編」
台湾人が日本旅行の際に、もっとも購入するといっても過言ではない医薬品。日本の薬を飲めば治るといわれるほど、日本の薬の信頼度は高いです。
台湾で販売されている日本の医薬品は、日本で買うよりも値段が2倍近く違うため、日本では大量購入していく方々の姿も見受けられます。
また、知人が日本旅行に行くと知れば、薬を買ってくるよう頼む方が多いほど、日本の医薬品は台湾で重宝されています。
①EVE
痛み止めとしていちばん人気の「EVE」。何にでも効き、すぐ効果が現れやすいため人気を集めている。なので、EVEを持っていると台湾で人気者になることも…。
・ユースキン
これを使えばカサカサだった肌がきれいになると40代〜50代を中心に根強い人気のある商品になります。
・わかもと
昔わかもとのCMが台湾で放送されていたことから、台湾人にとって親しみのあるわかもと。台湾での購入と日本での購入では値段が倍違うため、日本に来た際には購入していく人も。(https://youtu.be/7tsRRFhA7hs)
・液体ムヒ、新ウナコーワクール
蚊が多い台湾では絶対的に必須なアイテムの商品です。ひんやりスーッとかゆみを抑えてくれるため台湾人から好まれている商品になります。蚊に刺されるとほとんどの台湾人はこのどちらかの商品を取り出してきます。また、ムヒ派なのかウナ派なのかで討論になるほど近頃注目を浴びている商品です。
※台湾に入国する際持ち込み可能な医薬品の数量が決まっております。
非処方薬は一種類につき最大12瓶(箱、缶、本)、合計36瓶(箱、缶、本)を越えないこと。
每種至多12瓶(盒、罐、條、支),合計以不超過36瓶(盒、罐、條、支)為限。
参考資料:臺北關中文版網站 (customs.gov.tw)
訪日台湾人の消費行動
台湾では人口のうち5人に1人は訪日経験があり、リピーターが8割、個人旅行が6割、4〜6日間の滞在が最も多いといわれています。2022年7-9月期の訪日外国人旅行消費額は1,631億円、1人当たり旅行支出は31万3千円という結果が出ています。
訪日目的としては観光、飲食に続き3位で約64%の台湾人がショッピング目的というデータも出ています。
(国土交通省 訪日外国人消費動向調査参考:訪日外国人消費動向調査 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁 (mlit.go.jp))
また、日本で大量購入をし友達に配るといったことも多々あります。特に人気な商品は台湾で買うよりも何倍も安く購入できる医薬品です。なので、台湾人の中には日本旅行を誰にも伝えずに内密に行く人もいます。
買い物に人気のお店
「マツモトキヨシ」、「ドン・キホーテ」、「ビックカメラ」は多種多様な商品がそろっていることに加え免税やクーポンを利用してより安く購入できることから、台湾人をはじめ多くの外国観光客が訪れます。また、デパートでも免税が出来るため、デパートでのブランド品購入をする台湾人も少なくはないです。
近頃、「マツモトキヨシ」、「ドン・キホーテ」は台湾進出も果たし、多くの方が利用しています。そのため日本では購入していかないのではと考える方もいるかもしれません。ですが、やはり台湾より日本での購入の方が安いため、日本で購入して帰る方が多いです。
こちら下にある動画でも外国人目線からみた日本の商品について紹介しています。ぜひご覧ください。
阿倫×ビッグカメラ
KO醬×ドンキホーテ
まとめ
さて、今回は台湾人が訪日した際の購入品を紹介いたしました。大量購入するなど、日本製品をこよなく愛していただいてることが分かります。外国旅行客の受け入れを再開した今、多くの台湾人が訪日し、コロナの終息とともにより多くのインバウンド効果が期待できそうです。
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