CAPSULEは、エンタメ社会学者である中山淳雄氏の書籍『エンタメビジネス全史 「IP先進国ニッポン」の誕生と構造』の中国語繁体字版出版プロジェクトを全面的にサポートしています。
台湾での活動
本プロジェクトの一環として、中山氏を台湾に招待し、多岐にわたるイベントを開催しました。台湾映画界の重鎮である魏徳聖監督との対談では、日台間の映画業界の違いをテーマに議論を展開しました。また、クラウドファンディングの購入者向けに講演を実施し、直接的な交流の場を提供。多くの台湾の業界関係者が参加し、イベント終了後も活発な意見交換が行われ、業界間の連携促進に大きく貢献しました。
さらに、中山氏には弊社が運営する「OU-EN CAFE」をご案内し、『僕のヒーローアカデミア』とのコラボカフェをご見学いただきました。日本IPを世界に届ける弊社の事業に対しても大きな関心を寄せてくださいました。
講演内容
2024年11月12日には、台北で開催された「2024 Asia New Media Hub Summit」において、日本エンタメ業界の現状と未来をテーマにした講演も行われました。中山氏は、日本のエンタメ産業がこの10年でゲームとアニメを中心に急成長し、国際市場でも成功を収めてきた背景を説明。その中で、IP(知的財産)やキャラクター経済が重要な役割を果たしていることを強調しました。
特に、『鬼滅の刃』や『ポケモン』などの作品が映画や商品展開、ゲームを通じて国際的に受け入れられた事例を紹介。NetflixやDisney+といったOTTプラットフォームがアニメ市場の国際的な成長を牽引している現状についても触れました。
現在も繁体字版書籍のクラウドファンディングを継続中です。本プロジェクトにご興味をお持ちの方は、ぜひクラウドファンディングページから詳細をご覧ください。
中山淳雄氏プロフィール
エンタメ社会学者でRe entertainment創業者。慶應義塾大学などで講師を務め、経済産業省アドバイザーや内閣府IP戦略会議メンバーを歴任。バンダイナムコでのゲームスタジオ設立や、ブシロードでのメディアミックスプロジェクト成功を通じ、日本のIPを国際的に展開するリーダーとして活躍しています。