COO
ウェディングプランナーや司会者からキャリアをスタートし、インターネットメディア業界でのマーケティング、営業、マネジメント、そして現在はCOO(最高執行責任者)として活躍するEsther。
今回のインタビューでは、そんな彼女のキャリアの転機、マネージャーとしての気づき、そして海外でリモートワークをする中で感じた挑戦や成長についてじっくり話を聞きました。
※情報は2025年7月時点
ウェディング業界での挑戦
Estherがウェディングの仕事に惹かれたのは、学歴や特別な専門性からではなく
「なんだか格好良さそう。人の大切な日に関われるって楽しそう!」
というシンプルな興味から。
「もちろん自信はなかったし、不安もありました。でも“やってみたい”気持ちが勝ったんです。」
未知の世界へ飛び込み、そこで見つけたのは”自分にはまだ知らなかった可能性がある”という発見でした。
転職のきっかけ
ウェディング司会者として手応えを感じつつも「50歳になっても舞台に立っている自分が想像できなかった」と話します。
そこで35歳までに次のステップに進むと決意。自分の強みを整理し、選んだのは当時まだ新しかったインターネットメディア業界。
「結局あの時も、好奇心が私を次へ進ませてくれたんですよね。」
コミュニケーション力と柔軟性
「ウェディングの現場で鍛えられた“瞬時の対応力”は今も大きな武器です。」
CAPSULEではゲームブランドの営業を担当。ゲームや日本文化に詳しくなくても、これまで培ったプロジェクト調整力が支えになったそう。
「プレッシャーの中で柔軟に動ける力は、どんな仕事でも役立つんです。」
マネージャーへの転換
プレイヤーからマネージャーへ変わった時、人間関係や決断の重みに不安もあったそう。それでもEstherが大事にしているのは「マネージャーは単なる役割のひとつ」という考え。
「私たちは目標に向かって一緒に問題を解決するパートナー。命令する立場じゃないんです。リーダーは神様でもスーパーマンでもない。優秀な仲間を見つけて、彼らが輝ける場を作ることこそ真のリーダーシップだと思います。」
フランスで見つけたバランスとリズム
現在はフランスに拠点を移し、台湾チームとリモートで働く日々。時差や文化の違いはあっても、時間の使い方や生活の質が大きく変わったと言います。
「早寝早起きで仕事もはかどるし、フランス語の勉強や友人との時間もきちんと取れる。やっと仕事と生活のバランスが整ってきた感じです。」
これから挑戦する人たちへ
最後に、これから一歩踏み出そうとする人たちへのメッセージを伺いました。
「いつも答えがあるわけじゃないし、それを怖がらなくていいんです。迷っているなら、まず誰かがくれたチャンスを受け取ってみてください。そこから“好き”や“嫌い”が見えてくるはず。
人生ってチャンスに近づく旅。答えが見えなくても、一歩踏み出せばちゃんと道は現れます。」