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圧倒的な影響力を誇る台湾のSNS事情。テレビ局もネット配信の時代へ?

ryo
Posted by ryo on Jul 16, 2020 4:50:08 PM

「若者はテレビを見ない」「子供たちにはテレビタレントよりユーチューバーのほうが知名度がある」なんて言われて久しいですよね。スマホの普及により誰もが気軽にインターネットにアクセスし、文章や映像で情報を得られるようになったので、デジタルネイティブの若者にとっては「SNS>テレビ」が当然かもしれません。

 

では、お隣の国「台湾」はどうでしょうか?結論からいえば、台湾は日本以上の「超・超・超・ネット社会」です!私自身、台湾で長年生活しているのですが、SNSの影響力は身をもって感じています。今回は、そんな台湾で主に使われているSNSと具体的な使われ方、そしてその影響力について解説していきます。

 

・台湾で人気のあるSNSランキング

・台湾のSNSと比べて「テレビ市場」はどんな感じ?

 

※本記事では、SNS(ソーシャルネットワーキングサービスの略称)を「インターネットを介して多くの人に対して情報発信、共有、拡散性ができるサービス」として定義します。LINE(ライン)はSNSに含めていないのでご了承ください。ちなみに台湾でもLINEは、日本と同じく大人気アプリです!

 

台湾で人気のあるSNSランキング

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まず、台湾で主に使われているSNSは「YouTube・Facebook・Instagram」の3つになります(LINEとFB Messengerは除く)。上記のデータを見ていただくとイメージしやすいと思いますが、日本人から見て、比較的馴染みのあるSNSが並んでいますね。

 

日本の方にも多く利用されている「YouTube・Facebook・Instagram」が、実際台湾でどのような使われ方をしているのか。それぞれのSNSの特長と使われ方を見ていきましょう。

 

①やっぱり王道!台湾でビジネスするなら欠かせないSNS「Facebook(フェイスブック)」

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台湾では通称「FB(エフビー)」と呼ばれ、台湾の老若男女が利用している「Facebook(フェイスブック)」。台湾の国民2,380万人のうち、利用者は1,700万人にも上ります。

 

国民の7割以上が長時間利用している媒体って、凄すぎてちょっと考えられないですよね。子供が生まれるとアカウントを作ったりもするので、老若男女幅広い世代に普及しています。そういえば、Facebookのアカウントを持っていない台湾人に会ったことがないかも...。

参考:Digital2020 Taiwan 

 

会社ホームページよりFacebookページが当たり前!

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Facebookはたくさんの方に親しまれているSNSなだけあり、企業の公式サイトとして利用している台湾企業も多く、例外なくFacebookページを持っています。

 

レストランの予約やECサイトのショップとしても機能しており、企業からすぐに返答が返ってくるので、ユーザーとしてはとても便利です。コミュニティとしての一面もあり、ユーザーとのコミュニケーションの場として使われている企業も多いですね。

 

②SNS人気ナンバーワン!約9割のネットユーザーが利用する「YouTube(ユーチューブ)」

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動画コンテンツとして、絶大な影響力を持っているのが「YouTube(ユーチューブ)」。ネットユーザーの9割が利用している台湾のYouTube市場では、再生数が100万回、200万回を超える動画がよくあります。

 

台湾では、テレビ視聴率「1%」を取るのでさえ、超苦戦しているにも関わらず、YouTube動画では「4〜8%」の視聴率が取れてしまうことも多々あります。最近ではネットで調べ物をしても、検索結果のいちばん上に動画が上がることも多くなり、情報という情報を制していますね。

参考:Digital2020 Taiwan P40

 

「テレビ<YouTube」ニュースも歌もYouTubeでチェック!

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台湾のYouTubeでいちばん検索されているのが「歌」。アーティストのミュージックビデオなどは、大抵YouTubeで観ることができます。

 

つづいて「ニュース番組」。台湾では日本の「フジテレビ」や「日本テレビ」などに当たる民間のテレビ局が、当然のようにYouTubeチャンネルを持っており、自身のチャンネルで最新のニュースをライブ配信しています。テレビの存在感が薄くなるのも分かりますよね。

参考:Digital2020 Taiwan

 

かなり分かりやすい台湾政府のYoutube

先日、ネットで調べ物をしていたときに、検索結果でいちばん上に上がってきたのが、台湾政府が公開している動画でした。台湾では国民全員が毎年5月に、去年の所得分の確定申告をするんですが、今年はオンラインでやってみることにしたんです。

 

グーグルでさくっと調べると、外国人向けの所得税申請方法がいちばん上に上がってきました。音声つきの動画でとてもわかりやすく、スムーズに作業を済ませることができました。さっすが台湾政府...!

 

③まだ伸びる!ECとも相性がいい「Instagram(インスタグラム)」

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台湾で通称「IG(アイジー)」と呼ばれ、10〜30代の若者を中心にユーザーの多いInstagram(インスタグラム)。筆者自身がアラサー世代だから、というのもあるかもしれませんが、まわりの台湾人男女の身近なSNSとしては「IG」一択です。

 

実際のユーザーは730万人なので、国民の3〜4割が利用者というところでしょうか。Facebookの利用者が1,700万人もいることを考えると、台湾ではまだまだ利用者が増えそうなSNSでもあります。

 

台湾でのInstagramの使い方は?

台湾には「インスタ映え」を意識した美しいスポットがたくさんあるので、みんなこぞって生活のいちばん輝かしい場面をアップロードしています。

 

Instagramには、「ストーリー」という24時間以内に消える投稿ができる機能がありますよね。「載せたいけど自分のフィードに残すにはちょっと目立ちすぎかも、でも見られたい」欲を絶妙に満たしてくれるので、台湾の若者にも大人気です。台湾でもインスタの使い方は、日本と同様ですね。

 

ファッションECサイトとしても大活躍

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日々、台湾のInstagramを利用していて感じるのが、「お洒落女子最大のECプラットフォームになっている」という点。台湾ではインスタの利用者の53%が女性なわけですが、アプリを開くたびに魅力的な美しい広告が出てくるのには、目を見張るものがあります。

 

ネイルサロンやヘアサロンでは、インスタに投稿されたストーリーにそのままコメントを残し、おなじスタイルで予約を取る方法なども主流になってきています。

参考:Digital2020 Taiwan

 

台湾のSNSと比べて「テレビ市場」はどんな感じ?

台湾のSNSは当然のことながら大きな影響力を持っていることがわかり、そのなかでもYouTubeやFacebookがより身近であることがわかりました。

 

では、台湾のテレビ市場はどうなのでしょうか。日本のテレビ市場との大きな違いを含め見ていきましょう。

 

①テレビチャンネル数が100超えで、視聴率が分散...

台湾有線、無線

 

現在、台湾の無線テレビ(=地上派テレビ局)で視聴率がトップの番組といえば、50〜60代向けのバラエティで、視聴率は「5.13%」です。トップの番組が5.13%で、上位20位までを並べてみると、1%にも満たない番組がいくつもあります。

 

地上派のテレビ局は5社が占め、さらにケーブルテレビまで含めると、100チャンネルを超えるともいわれています。視聴率が分散してしまうのも納得ですよね。ちなみに、人口2,380万人の国で「1%」の視聴率というと、たった23.8万人です。

 

それに比べ、台湾のYouTuberは100万回を上回るような再生数の動画も数多く叩き出している事実。100万回再生といえば、台湾国内で「4%」の視聴率。そりゃどこの企業も、Web・インターネット上でのマーケティングに力を入れるわけです。

参考:#台湾电视节目一周收视 #2019/04/15 - 2019/04/21

②近年では大手テレビ局のYouTubeチャンネルが活発化

TV to YouTube

 

最近では、日本のテレビ局もYouTubeチャンネルへの進出が目覚ましいですが、台湾も負けていません。先ほども触れましたが、テレビ局の視聴率は1%未満ということもあり、テレビ局や番組自体のYouTubeへの移行が進んでいます。

 

放送が終わった一部のドラマやバラエティ番組は、放送後自社のYouTubeチャンネルにそのままアップロードされるので、「見逃した!」となっても安心です。中国語を勉強されている方にとっては、良い教材にもなるのでおすすめですね。

画像引用元:台視新聞 TTV NEWS
      我愛小明星大跟班
      木曜4超玩

 

③国民の約9割がネットユーザー!超絶スマホ社会の台湾

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台湾の人口は約2,380万人ですが、最新の調査によれば、インターネットの利用者は2,051万人にも及び、国民の約9割がネットユーザーということになります。台湾の25%以上が55歳以上にも関わらず、このネット利用者の多さはすごいですね。

 

ちなみに国民のスマホ利用率は97%で、インターネットの平均利用時間は約8時間。さらにSNSにも平均2時間を費やしています。台湾人がいかに毎日スマホ中心の生活を送っているかがよく分かりますね。これがSNS普及の後押しになっていることは、間違いなしです。

参考:財団法人国際労働財団 台湾基本情報
   Digital2020 Taiwan

 

さいごに

スマホ利用者やネットユーザーの割合を見る限り、台湾のSNSにはとてつもない影響力があります。台湾総人口2,300万人の市場にもYouTuberやブロガー、インスタグラマー含め、数多くのインフルエンサーが存在しており、「身近な人の口コミ」を大切にする中華圏ではオフィシャルな広告以上に「信頼度」があります。

 

台湾進出の一歩として、台湾プロモーションをお考えの際は、まず商品やサービス、SNSの特性を理解し「どのSNSが適しているのか」、そして「そこにいるインフルエンサーは誰なのか」を理解することが大切です。なかなか難しいことですが、この記事が台湾進出の成果に繋がるヒントになれば幸いです。

 


 

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