ルーローハンにジーパイ、最近は巷でも台湾料理を見かけることが多くなりましたね。
コロナも落ち着きはじめ、海外旅行に行けるようになったら台湾に行きたい!そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなあなたに、そもそも現在渡航可能なのか、お答えします。
ズバリ、現時点では、台湾の観光ビザ免除で外国人の入国が許可されています。以前のようにPCR検査や特定施設での隔離は不要になりました。ですが、滞在する上でいくつかの条件が課されています。
そこで、オススメの旅行方法も合わせ、現在台湾に渡航の際に注意するべきことを紹介していきます。
ようやく緩和された渡航に関する規制
台湾というとコロナがあまり流行っていないイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。それもそのはず2年間ほぼ国境を閉じ、厳しい規制を行なっていたため感染者数が増加しなかったと言われています。
しかし世界の最近の動きを受け、10月13日から以前課されていた完全隔離制度が廃止され、「自主防疫」という新制度が導入。大幅な規制緩和が行われました。自主防疫と呼ばれる新制度は、新規入国者に関する新しい体調管理方法を示したものです。
内容としては、以下になります。
①滞在中7日間は滞在先で必ず1人1室、バスルームなどの水回りも1人につき1箇所確保しなければならない。
②免疫力の低いご老人やお子さん、リスクの高い人とはなるべく接触を避ける
③渡航後検査で陰性が出た場合のみ外出が許可される
④外出時など複数人で食事をする際はソーシャルディスタンスを置いた席にて食事をし、必要時以外はマスクを着用する
⑤お見舞いも含め医療機関への訪問は避ける
⑥陽性になった場合は軽症の場合も特定の施設にて治療を受ける必要がある
このパートでは、現在台湾旅行を考える際に注意するべき4点をお伝えします!
1) 旅行を考えている方要注意!ホテルに関する規制
まず今回導入された新制度に関して、大前提となるのが滞在方法です。
①滞在中7日間は滞在先で必ず1人1室、バスルームなどの水回りも1人につき1箇所確保しなければならない。
個人旅行ではこの原則が基本的となりますが、ツアーなど旅行会社を通じて旅行した場合は適用外となり同行者全員1室での滞在が可能です。
お子さんやご老人を連れての旅行など同室でなくてはならない状況では、以上の条件を満たすことが難しくなりますので団体旅行をお勧めします!友人などと個人旅行される際も1人1室で予約が必要なので個人旅行の方はご注意を!
2)PCR検査について
13日から現地空港にて4回分の検査キットが配布されます。到着日または到着後1日以内に自主的に1回の検査を行うことが入国時のPCR検査の代替となりました。
③渡航後検査で陰性が出た場合のみ外出が許可される。その後外出する場合は2日に1度検査が必要
④外出時など複数人で食事をする際はソーシャルディスタンスを置いた席にて食事をし、必要時以外はマスクを着用する
結果が陰性の場合はそのまま外出が可能になります!しかし、その後も外出する予定がある場合は2日ごとに陰性結果が必要になります。外出可能になってからも、台湾に到着してから7日間は外出時はマスクの着用が義務付けられていますので注意が必要です。
3)台湾滞在中に陽性になってしまったらどうする?!
⑤陽性になった場合は軽症の場合も特定の施設にて治療を受ける必要がある
滞在中陽性反応が出てしまった場合、軽症であったとしても次に陰性結果が出るまでおよそ7日間台湾に滞在して治療を受けることが義務付けられています。その場合特定の施設での治療となるので別途費用が発生してしまいます。
万が一の時のことを考えてお金にも時間にも余裕を持って計画することをお勧めします!
4)これからも変化する規制。どこでチェックする??
今回の規制緩和を受け、台湾内でも観光業再開の動きが高まってきました。そのため、今後も近いうちに規制の緩和が行われることが考えられます。
テレビのニュースなどで台湾のことが流れるのは少ないです。そのため、台湾旅行を計画しているなら台湾の大使館に相当する「公益財団法人日本台湾交流協会」や、日本語で発信している台湾のニュースメディア「フォーカス台湾」などのサイトをチェックし、いち早く情報をゲットしましょう!

出発から帰国まで、コロナ対策は念入りに!
コロナが落ち着いてきたもののいまだに少し残っている規制。旅行をよりスムーズなものにするために以下の項目を確認しておきましょう!
1)出発前にワクチン証明書の準備を
現在台湾から日本に帰国する場合、陰性証明書またはワクチン3回分の接種証明書が必要です。
①市町村の窓口への申請の他、マイナンバーカードを利用することでコンビニや電子(スマートフォン)でも取得可能な「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」
②地方公共団体発行の「新型コロナウイルスワクチン予防接種済証」
③医療機関等発行の「新型コロナワクチン接種記録書」
④その他同等の証明書と認められるもの
3回分の接種説明書をお持ちの場合は証明書として以上のうち1つの準備が必要になります。出発前に「新型コロナワクチン接種証明書」アプリで電子登録を済ませておくのが1番便利でおすすめです!
2)滞在中は公式アカウントから感染者情報をチェック
LINEアプリをお持ちであれば、「疫管家」という台湾の衛生局公式アカウントから毎日お昼14時にその日の感染者数、死亡者数等が配信されます。何かあった時のリンクなどはそのアカウントとのトーク画面上にリンクがあるので万が一の時のことを考えて追加しておくことをお勧めします!
3)帰国時もし陰性証明書が必要なら病院を事前にチェック!
先ほど述べたように台湾から日本に帰国する際、3回目のワクチンが完了していない方は陰性証明書が必要になります。しかし、台湾国内で日本の陰性証明書フォーマットで発行が可能な病院は限られています。
以下は台北市内のアクセスしやすい病院のリストです。もし陰性証明書が必要な場合は早め早めにPCR検査の予約を行うことをお勧めします!お値段の目安は2500元(11700円)ほどになります!
コロナ前とコロナ後、台湾のここが違う!
コロナが流行してからもうすぐ3年、台湾でも色々な変化が起きました!そこで変化した部分について3点ほどご紹介していきます!
1)マスクをつける場所の規制
基本的には7日間の自主防疫期間内は外出する際はマスクの着用が義務付けられています。ですが、それ以降も基本的にはマスクの着用が必須になっている場所もありますので注意が必要です。
現在台湾では公共の場所(ショッピングモール、コンビニ)等室内でマスクの着用が必要です。特に公共交通機関ではマスクを着用していないと罰金を支払わなければならないので、駅に入る前にはしっかりとマスクをつけるよう心がけましょう。
2)マスクに対する考え方
台湾では基本的に医療用のマスクが主流です。そのため日本で流行していた布製マスクなどの使用は避けるのがベストです!台湾のコンビニやドラッグストアでもかわいいデザインの不織布製マスクが購入できます!そのため現地調達するのも良いですね。
3)ガラリと変わった観光地
台湾では2年間の間外国人観光客の受け入れをしていなかったため、有名観光スポットのお店などは観光客減少で閉業してしまった可能性もあります。
特に東区などの激戦区では飲食店はコロコロ変わりやすいです。コロナも相まっている可能性も高いので事前にSNSなどでまだ営業しているかチェックをすることをおすすめします!
まとめ
現時点では台湾に行く場合は個人旅行なども始まってきており、10月13日には初の台湾へのツアーが出発しました!
多くの日本人の方が台湾への渡航を待ち望んでいる中、LCCなどの運行も始まり少しずつですが行きやすくなってきています!ですが7日間の自己管理期間が課されているため、まだまだ旅行中は不自由なことも多そう…
個人旅行を考えている場合はもう少し規制が緩和されるのを待ってから来年の春目標で計画を立てることをおすすめします!
来年1回目の台湾旅行ピークは春休みの2月3月あたりと予想されますが、同タイミングで台湾の旧正月もあるためチケットの値段の高騰、入手困難などが考えられます。そのシーズンに旅行を考えている場合は早めにチケットを見ておくなどアクションを取りましょう。